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ブログ2019.10.12

贈与契約書を作ってみた

ちょっと前に訳あって、とある狭小地を譲渡したんです。

※譲渡した理由が気になる方はこちらをご参照ください。
https://www.haruhino.estate/entry/2019/10/01/000000

で、土地の所有権移転を行うにあたり、「登記原因証明情報」の準備が必要です。

 

登記原因証明情報とは・・・ 

不動産登記を申請する際の添付情報の1つで、不動産登記のうち権利に関する
登記を申請又は嘱託する場合に、原則として登記申請情報又は登記嘱託情報と
併せて提供しなければならない、と登記法に定められています。

簡単に言えば、登記の原因となった事実、法律行為に基づいた当該権利の変動を
証する情報のことで、不動産の売買、相続などといった権利関係の登記申請を
行う際に法務局に提出する必要があります。

具体的には、不動産売買なら「売買契約書」、相続であれば「相続関係説明図」
「遺産分割協議書」などの書類の提出が必要になります。

ところが、これらの書類を提出してしまうと売買代金や契約内容など情報全てが
公開されてしまうことになります。

※登記原因証明情報は法務局に備え付けられ、
当該不動産における利害関係人の閲覧が可能なため。

一方、登記原因証明情報の提出には「報告形式」といった提出方法もあります。
報告形式とは、登記の原因となった法律行為を証する書類そのものではなく、
登記の目的、原因、当事者双方の氏名、不動産の内容、登記の原因となる事実
または法律行為などを記載した書面を新たに作成し提出することです。
必要なことだけを記載すれば済むため、公にしたくない内容が公開されることがありません。

ですから、実務上では売買契約書などをそのまま添付するのではなく、
報告形式の登記原因証明情報を作成して提出するのが一般的です。

ちなみに登記の申請については当事者でも行うことはできますが、
手間や時間、確実性を優先すると司法書士に依頼した方が間違いがありません。

今回贈与する土地の所有権移転についても、弊社がいつも登記を
お願いしている司法書士の方にお願いしました。
で、お願いした司法書士が上記で述べました「報告形式の登記原因証明情報」を

作成するための資料が必要になります。

そこで、この度は土地を無償で譲渡するので、
「贈与契約書」なるものを初めて作成してみました。

贈与契約書を作ってみた

買契約書は、たくさん作成してきましたが、譲渡契約書の作成は初めてです。
最初は色々と細かいことを書き込んでみましたが、わりとシンプルで問題ないようです。

下記の内容を記載したもので問題なく登記完了しました。

・ 贈与者の氏名(誰が)

・ 受贈者の氏名(誰に)

・ 贈与日(いつ)

・ 贈与する不動産の表示(何を)

 

あ、あと契約書には200円の印紙の貼付が必要です。

※印紙税は贈与する不動産の価値に関係なく一律200円です。
ちなみに不動産以外の贈与に関しての契約に印紙は不要です。

ただし!

贈与契約書に譲渡する不動産の金額を記載してしまうと、
その金額に適用される印紙代が掛かってしまうので注意が必要です。
「負担付贈与」など特殊なケースでない限り、金額を記載しない方が無難です。
国税庁の「質疑応答事例」で見ると、土地の評価額などの記載については問題ないようです。

※2019年10月現在

 

また、今回は固定資産税及び都市計画税が賦課されていない土地だったため、
租税公課の精算は行いませんでしたが、必要であれば追加して問題ないはずです。

私が気になったのが、瑕疵担保責任(隠れた欠陥、不具合)はどうなるのか?です。
これにつきましては、調べてみると現民法では贈与の場合は
瑕疵担保責任は原則として発生しないとのこと。

もちろん、こちらが瑕疵を知ってて隠してた場合は別ですけどね。

まあ、今回は私が宅建業者であることから、
何かあったときの責任は免れない可能性が高いんですけどね…('A`)

売買の場合は、瑕疵担保責任は絶対に免れませんが、
贈与のときはどうなるんでしょうね?

一般的の方は、わざわざ贈与契約書に瑕疵担保免責について記載する
必要は無さそうですが、何があるか分からないのが土地の取引き。
どうしても気になる場合は、追加しても良いかもしれませんね。

以上参考になればと存じます…(^.^)ノ